JPM 公益財団法人日本賃貸住宅管理協会 住替え支援センター

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住替えインタビュー
シニア・ミドルライフ住替えの先輩の声をご紹介。

四街道の自宅を貸して、柏のシニア・ミドル向け賃貸マンションへ。
住替えの理由は「奥さんが大事ですから(笑)」。


鍋田 実さん(80歳)幸子さん(77歳)
千葉・四街道の5LDKの戸建住宅。
千葉・柏のシニア・ミドル向け賃貸マンション。コンパクトな間取りで食事付きです。
実はここに移ってくるまでに、1回住替えているんですよ。結婚して貸家に住んでいたのですが、8年経って土地を買い、一戸建てを建てました。昭和30年代の話です。東京の調布に土地を手当てしてね、多摩川縁のとても良いところでした。夏になると皆んな泳ぎに来るんですよ、多摩川に。大きな鯉が釣れると銅鑼が鳴ったりしてね。
 最初の頃は本当にのどかで良いところだったのですが、だんだん車の交通量が増えてきました。とくにその道路が拡幅されてからは、真夜中もひっきりなしに車が通る状態で、まず、彼女が音をあげました。私もちょうど仕事を辞めた時期でもあり、とにかく静かなところへ引っ越そうということで、調布の家を売ったそのお金で住替えられるところを探したんです。
 そこで見つけたのがここに移る前に住んでいた千葉県・四街道の家です。総合商社が開発した戸建団地でね、全部で890戸近くあったと思います。子供が小さい若い夫婦もいたし、私らのようなリタイア組もいました。いろいろな人たちがいましたね。そこでは自治会長もやったんですよ。周りから推されて老人会もつくりました。彼女もいろんなことをやっていましたね。油絵をやったり、料理を教えていたりしていました。全く知らない場所でしたけれど、二人とも地域にしっかりと根を張っていたと思います。
 しかし、ここでまた問題が起きたのです。彼女の膝が悪くなったんですよ。前の家は5LDKありましたからね、もちろん2階建てですから、掃除をするだけでも大変です。本当は息子夫婦と住むことも考えていたんですけれど、孫の学校の問題がありまして、どっちつかずの状態になっていました。そこで、もっとコンパクトで階段を使わずに済み、しかも、もう年ですから賄いが付いているところを探すことになったわけです。
地域とのつながりを断ち切るのは惜しくなかったかって? いや全然。だって奥さんのほうが大事じゃないですか(笑)。 結局、10カ所近く見てまわり、ここに決めました。決めた理由? 建ったばかりで綺麗だったからでしょうか。無責任ですか(笑)。
 いま、四街道の家は人に貸しています。だからと言って、ここの家賃は四街道の家から上がる賃料収入を当てにしているわけではありません。あくまでも、年金収入内で家賃を払うことを原則にしています。これは新しい住まいを探すときの条件でもありました。四街道の家に必ず人が入るとは限りませんから。幸い、ここは入居時に一時金がかかりません。四街道の家は息子夫婦に貸すつもりです。私らはここでまたしっかりと根を張りますよ。もう準備はしています。
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